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  • 2015.08.01 Saturday
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「千客万来」を贈呈されて

  3月17日遠藤章先生から「岸本忠三対談集」千客万来 ライフサイエンスのトップリーダーと語る を贈呈して頂いた。遠藤先生が対談のお相手として登場したので頂いたものである。千里ライフサイエンス振興財団の理事長である岸本忠三氏がライフサイエンスのトップリーダーと対談したものを記録した対談集である。12名の登場する学者は文化勲章クラスでやがてノーベル賞が期待できる学者ばかりと言われても不思議ではない。登場人物の中で、私が知っている方も何人か含まれているが、特に井村裕夫先生と遠藤章先生は個人的に存じ上げているので早速読んでみた。対談であるからくつろいだ感じで本音や反省などが率直に述べられているのが興味深い。私に関係する部分だけを取り上げて感想文としたい。
井村裕夫先生の章:

 井村裕夫先生は京都大学の内科教授から、京都大学総長、総合科学技術会議議長などを歴任され、内科特に内分泌学の大家で、竹田亮祐先生とも親しい間柄と聞いている。

井村:「–––。だから、いつも教室員には一生に一度でいいから
New England Journal of Medicineに論文を出せと言っていたんですよ。私も二つ出しましたけど、なかなかいい論文を書くのは難しかったですね。ところが、New England Journal of Medicineの編集委員になって愕然としたのは、日本からの掲載があまりに少ないことです。ランキングでいくと、常に10位以下。–––」。
 私がいくつかの学術賞を受賞しましたが、このように優れた内科医学者を顕彰した井村臨床研究賞を平成19年に受賞したことを誇りに思っています。

 遠藤章先生の章:

岸本:「–––。コンパクチンは、金沢大学の馬渕宏先生も患者さんに使われたわけですよね。」

遠藤:「三共が開発を中止した一年後、絵に描いたようにコレステロールが下がっているデータを示した馬渕先生の論文が
New England Journal of Medicineに掲載されたんです。しかも、HDLが善玉コレステロール、LDLが悪玉コレステロールと言われはじめた時期に、HDLのほうは減らない、少し上がるというデータを出された。それはもう世界中の新聞、テレビのニュースになりまして、それがメルクの再挑戦にも力になった。そういう意味で非常に大きな仕事をされました。」
 
New England Journal of Medicine
は偉大な医学雑誌であり、それにまつわる話題が臨床研究のすべてと言えるようである。


竹田美智子さん逝く


バイオファーム研究所(所長;遠藤章)の代表取締役社長、竹田美智子様がご逝去されました。バイオファームの社長兼遠藤章先生の秘書としてご活躍で、我々脂質研究講座の行事にはいつも快くご協力いただきました。明るくて聡明な竹田さん(様より呼び慣れた)とは国内学会だけでなく、海外の学会でもたびたびご一緒し楽しい想い出を作らせて頂きました。特に2003年第18回国際動脈硬化学会(京都)のサテライトシンポジウムを金沢で開催し、遠藤先生が参加されましたが、その時に竹田さんにも同行して頂き、以来、お付き合いが続いていました。海外学会ではストックホルム、ローマ、ボストン、ニューヨーク、ニューオーリンズ、ハンブルグなど数え上げればきりがありません。「遠藤先生がノーベル賞を受賞されたら一緒にストックホルムへ行きましょう」が合い言葉になっていました。昨年12月17日に千葉大学附属病院へお見舞いに行き、いつものように明るい竹田さんと今後も海外学会へ参加しましょうと約束したのが最後となりました。ご冥福をお祈りいたします。ここに遠藤先生の追悼文を掲載させて頂きます。

「故人は1980年から東京農工大学発酵学研究室の秘書を勤め、明るくやさしい性格で学内外の業務を円滑に処理し、学生からも母のように慕われ、研究室の発展に多大の貢献をされました。秘書を勤めながら、1992年には、志を同じくする者たちと共に、バイオファーム研究所を設立致しました。これは大学発ベンチャー企業が制度化される12年も前の快挙でありました。以後19年間、故人は代表取締役社長として、当研究所の発展に尽力いたしましたが、3年前に不慮の病を得ました。その後も闘病と業務に最後まで強い意志を持ち続けました。私どもは故人の意志を受け継ぎ、今後も社員一同、当研究所と科学技術の発展につとめる所存でございます。従前と変わらぬご協力とご支援をお願い申し上げます。」

昨年、ハンブルグで開催された欧州動脈硬化学会に参加し、世界遺産リューベックまで旅した時の写真が最後のスナップとなりました。

(写真は右から、遠藤先生、竹田さん、馬渕2人)


読売新聞「医療ルネッサンス」に家族性高コレステロール血症登場

 

読売新聞の「医療ルネッサンス」は約5000回続いているシリーズ記事です。さる11月25日,私のところへ取材に来られ、患者さんの電話インタビューも含めて記事が掲載されました。家族性高コレステロール血症が一般に広く理解され,ドクターにも認識され、正しい医療が行われることを願っています。記事のコピーを載せます。


砂糖はやはり動脈硬化に悪い

 米国で行われた調査(NHANES)で、成人において添加甘味料の砂糖や蜂蜜が多ければ動脈硬化を悪化する可能性を示唆する成績が発表されました。動脈硬化には悪玉LDL-コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)の増加と善玉HDL-コレステロールの低下が悪いとされています。砂糖摂取が多ければ多いほどHDL-コレステロールが低下し、中性脂肪が増えることが明らかとなりました(図)。さらに、女性においては砂糖摂取によりLDL-コレステロールが増加しますが、男性では明確ではありませんでした。
我が国において、1回に食べる量から推定した砂糖摂取量は、羊羹30g、チョコレート20g、カステラ20g、ドーナッツ18g、ケーキ15g、おこし18g、クッキー13g、ドロップ8gとなっています。日本人でも成人の1日砂糖摂取量を20g(総摂取カロリーの5%)以内にした方がよろしいでしょう。
Welsh JA, et al.Calric sweetener consumption and dyslipidemia among US adults. JAMA 303;1490,2010.



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