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高トリグリセライド血症(カイロミクロン血症)に対するアンチセンスapoCIIIの効果

高トリグリセライド血症(カイロミクロン血症)に対するアンチセンスapoCIIIの効果
 
高トリグリセライド血症、とくにカイロミクロン血症はリポ蛋白リパーゼ(LPL)欠損症またはLPLの補酵素であるアポCII欠損症が古典的な成因として有名である。近年、LPL活性を阻害するアポCIIIの過剰もカイロミクロン血症の成因として注目を浴びており、治療法としてアポCIII阻害治療が脚光を浴びている。 近年、脂質異常症の治療として、脂質代謝に関する酵素、レセプターなど種々のタンパクに対するモノクローナル抗体(Mab)とアンチセンスが脂質代謝の治療薬として脚光を浴びている。今回、アンチセンスApo(a)とアンチセンスApo CIIIの効果が発表されたので紹介する。先ず、アンチセンスApoCIIIの効果について述べたい。本論文の予稿として、同じ著者らがN Engl J MedにBrief Reportとして執筆されているが、今回、同じ著者で本論文が投稿されている。
なお、共著者のJD BrunzellはシアトルのUniversity of Washingtonの研究者で、カイロミクロン血症研究の第一人者で、「The Metabolic and Molecular Bases of Inherited Disease, 8th Edのカイロミクロン血症」の著者であるが、今年3月、白血病で急逝したことをKnopp夫人からメールをもらった。我々のグループでは、小林淳二先生、中嶋克行先生がBrunzellと親しかったと思われるが遺稿となってしまった。
今回、高トリグリセライド血症に対するアンチセンスApo C IIIアンチセンス(ISIS 304801)の効果を確認した論文である。
対象は57例の41例は実薬を、16例はプラセボであった。28例はフィブレートとの併用群であり、8例はプラセボであった。
結果は図1に示した。Apo C3と血清TGは用量依存的に減少した。HDL-CはTGとは鏡像的に、用量依存的に上昇した。 
Daniel Gaudet, M.D., Ph.D., et al, John D. Brunzell, M.D., and John J.P. Kastelein, M.D., Ph.D. Antisense Inhibition of Apolipoprotein C-III in Patients with Hypertriglyceridemia. N Engl J Med 2015; 373:438-447

 

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