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ISISアンチセンスapo(a)の効果: 第一相試験成績

Lipoprotein(a)はapolipoprotein(a)がapolipoprotein B-100 (apoB)と共有結合して血中に存在するリポタンパクである(図1)。Lp(a)濃度はLPA遺伝子で規定されており、遺伝子レベルではkringle (K)の長さで規定されている。Lp(a)濃度はKringle IVの数と逆相関があり、疫学的にも動脈硬化性疾患と血中Lp(a)濃度は正相関するとの考えが一般的である。Lp(a)が動脈硬化性疾患や大動脈弁石灰化と狭窄の原因となるか否かは確定的ではないが、その理由の一つは血中Lp(a)濃度を制御する適切な薬物療法がないからである。わずかにLDL-apheresisか一部の薬物が期待されているが、その場合もLp(a)の変化だけではなく、他のリポタンパクも同時に変動するため評価が困難となっている。今回apo(a)のantisense治療を報告する第一相試験がUniversity of California San DiegoからLancet誌上に報告された。
ISIS-APO(a)をplacebo, 50mg, 100mg, 200mg, 300mg皮下投与した結果は用量依存的にLp(a)濃度は低下した(図2)。今後さらに臨床試験が進められと期待されるが、欧米に比べ、日本では高Lp(a)血症の症例が少ないようであり、今後そのことについても検討しなければならない。
それにしても、アンチセンス治療法ではantisense apoB, antisense CETP, antisense apoC3が登場したことになる。モノクローナル抗体(Mab)とともに最も発展しそうな分野である。当然、脂質代謝以外でも注目された治療法となっている。
Tsimikas S, et al, Witztum JL. Antisense therapy targeting apolipoprotein(a): a randomised, double-blind, placebo-controlled phase 1 study. Lancet. 2015 Jul 22. pii: S0140-6736(15)61252-1.

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